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AyanaのAh〜♪

頭の中覗いてみませんか?

読書の秋

久しぶりに、小説を読んだ。

アルジャーノンに花束を

 

いやぁ… よかった。

実はまだ、言葉にするほど、整理がついていないのだけどね…。

 

知的障害を持ち、I.Qの低いチャーリー(文中では、白痴と表現されている)が、研究者からI.Qを飛躍的にあげる手術を受ける。その経過報告として日記のような形で、話は進んでいく。自らの心の内や、周囲の人々との関係の変化などが描かれている。

チャーリーは、賢くなりたいと願い、人間で初めてのその手術を受ける。

チャーリーと同じくI.Qをあげる手術を受けたハツカネズミのアルジャーノンに自分を重ねる様子が特に印象に残っている。

 

1959年初版だということに、驚いた。古臭い感じがしなかった。
チャーリーの書いている日記は、経過報告なので、他人の目に入るのが前提で書かれている。今で言う、ブログと同じような感じで、身近に感じた。

賢くなったチャーリーを見つめる以前のチャーリーの存在が出てくるのだけれど、私の中にも、そういう、子どもの頃の私 のような存在がいる。チャーリーは、私の中にもいるような気がしてならない。

 

初版から60年近く経って、情報なんかは、それこそ、ものすごく手に入れやすくなってはいるけれど、知識があってもなお、世の中には、マイノリティに対する偏見のようなものは存在する…それは、おそらく、未知に対する恐怖のようなものであったり、うまく意思の疎通ができないもどかしさであったりもするんだと思うけれど。

いつの時代も人の心の動きは、普遍的なものなのかもしれない。

 

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